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楽・粋・癒 テニスウェア、アンダーウェア、ラケット試打、ストリング(ガット)のインプレ、感想など、ご参考になれば嬉しいです。そして、デビューアルバムを聴いて以来の元気と癒しの源、少女時代の魅力や情報もお届けします。

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ヨネックス VCORE 100S 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑩

ヨネックス VCORE ( ブイコア ) インプレ ~ 100S ~  

YONEX VCORE 100S

         100s

         ↑ ヨネックス ブイコア 100S 

スペック
●フェイス : 100平方インチ   ●重さ : 平均 300g
●バランス : 320mm       ●ストリング : 16×19本 
●グリップサイズ : 1、2・3     ●フレーム厚 : 22~24mm

前回のVコア95D、98Dに続いて、Vコア100Sも試打する機会に恵まれましたので、
早速感想を。        
                 → Vコア 95D、98Dの試打 感想 インプレ はこちらです。

【 YONEX VCORE 100S 試打 感想 インプレ 】

◆振り易く、スイングスピードが上がる

300gにバランス320mm、ストリングパターン 16×19といえば、
ピュアドライブ、アエロプロドライブをはじめ、近年多く見られる今や定番的スペック。

スイングしてみると、VCOREに採用された新フレーム形状の効果か、空気抵抗が少なく、
スルッとラケットが回ります。言い換えると、スイングスピードが上がります。
実は、300gあることを知ったのは、使い終わってから。
290g以下だと想像していました。
持った瞬間に軽いと感じるほどべらぼうに軽いわけではありませんが、振れば300gは
ないように感じます。

普段、もう少し重いラケットや空気抵抗を感じるラケットを使っていると、
ラケットが早く回りすぎて、レフトに引っ張っちゃう、みたいな現象も出ます。
普段より、ボールのインパクトをしっかり見てボール打ち出すような意識を持つと良さそうです。
そんな時間的余裕さえ生まれるラケットではあります。

◆スピンに特化しているとは感じられず

ただ、100Sの 「 S 」 はスピンの 「 S 」 だという、肝心のスピン性能なのですが・・・、

どうもスッキリしません。スッキリしないというのは、
ボールを面の上でこするような打ち方をすると効果的なラケットなのか、
ストリングにめりこませて、打ち込むのが効果的なラケットなのか、
どうもハッキリしないのです。

言い換えると、どちらの打ち方をしても、「 はは~ん、なるほど! 」 と手を打つような
スピンを繰り出せる手応えが、私には感じられないのです。

100Sのグロメットは、ストリングの動きを抑制する構造の95Dや98Dと違い、
ストリングがグロメットの中心に通るようにしたという“ ストレートグロメット構造 ”。
これにより、可動域が高まり、よりホールド感が生まれてスピンがかけ易いということ
なのですが、正直なところ、私にはその恩恵は感じられませんでした。

グロメット自体に伸縮性能や衝撃吸収性能を持たせてあるならば別ですが、
ストリングをグロメットの中心に通らせるというだけでは、理論上は別として、
実際には、ストリングの寄れを軽減できるわけでもありませんし、
実質感覚的に、スピンに効果的なホールド感をもたらしているように感じさせるには
少々無理があるのではないでしょうか。

したがって、このラケットを手にすればスピンが打ち易い、今使っているラケットより
スピンがよくかかるようになる、という期待はしないほうがよいかと思います。

◆スウィートスポットは狭い?

また、「 オフセンターの衝撃を緩和した広い打球ポイント 」 という表記がありますが、
これは、イコール スウィートスポットが拡大されたと受け止めて良いのでしょうか?

だとすれば、これも実感としては感じません。
打ち心地の良い、「 あ、芯をくったな 」 と感じるスポットは、およそ10cm平方。
その周りは、芯を外したのが明確に分かる、あまり気持ちの良くない打感。
その更に外は、ガシャ、ビィ~ン! の世界です。

加えて、片手バックハンドは、95D、98Dよりも少し気を使います。
片手での振り易さは変わらないのですが、打点はもとより、打球時に手首の固定が甘かったり、
グッと力を入れるタイミングが狂うと、95D、98Dと比較して、相手の打球に負け易い
傾向にあるように感じます。

また、ボールをつぶすようなハードヒットを信条としているプレーヤーには、
ストリングが切れてしまいそうな感覚を持つ打撃時の微妙な衝撃と打球音が、
少し不安に感じるかもしれません。

とはいえ、ハードヒットからソフトタッチへの切り替えは、95D同様にスムーズ。

◆スペックほど甘くないシビアなラケット

まとめると、このラケットは、案外難易度が高いラケットというのが私の感想です。
スイングはし易いので、楽をしてしまいそうになりますが、楽をすると生きた球は
絶対に返りません。また、腕だけのスイングや、芯を外すと、打ち負けます。
ラケットが、パワーを補助してくれることはなく、強いボールを打ちたいなら、
自分の身体を総動員させた正しい体重移動とスイングで振り抜いていかなければ
なりません。

楽をできるラケットが増えている中で、パワーやスウィートスポットのアシストがない
ラケットというのは、これほどまでに体力を使うのか? と、実感させられるラケット。

その分、しっかりとしたテニス技術の向上には一役買ってくれそうです。



ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 15:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

ヨネックス VCORE (Vコア) 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑨

ヨネックス VCORE ( ブイコア ) インプレ ~ 95D、98D ~

YONEX VCORE 95D、98D

ヨネックス vコア 95D 98D

↑ 左が 95D、右が 98D


446

462

453

450

スペック
●フェイス : 95Dは 95平方インチ。98Dは 98平方インチ 
●重さ : 95Dは 平均 320g、98Dは 平均305g
●バランス : 95Dは 平均 310mm、98Dは 平均315mm   
●ストリング : 95D、98Dともに、16×20本 
●グリップサイズ : 95D、98Dともに、2・3   
●フレーム厚 : 95Dは 20~21mm、98Dは 21~22mm

2011年2月に発売されたヨネックス Vコア。
カラーリング的に女性寄りかなぁ・・・という気もしないでもありませんが、
問題のない範囲。
グロメット部は、フレームの配色に合わせて、赤と黒の2色が使われているのは、
デザイン的こだわり?
それなら、赤と黒でなく、赤と白が良かったのではないかと率直に思ってしまいますが・・・。

さて、それはさておき、遅ればせながら試打の感想です。

【 YONEX VCORE 98D 試打 感想 インプレ 】

まずは、Vコア 98Dから。

◆案外、振れちゃいます

300gでなく、305gというちょっと半端に思える重量ではありますが、
他メーカーのラケットを含めても誤差の範囲。
問題は、振ってみた感覚が、300gと比べて重いと感じるか、変わらないと感じるか?
答えは、変わらない、です。300g超という感じはなく、300g内という感じ。
むしろ、300gのアエロプロドライブの方が、重く感じてしまうくらいです。
適度な重量感を持ちながら、取り回しは良く、とっさのボレー反応、縦振りのサーブ、
スマッシュでも、スイングの負担は小さいのに、十二分に威力のある打球を繰り出せます。
これまで 285g程度のラケットが触れていた方なら、一気に20gUPとはいえ、
使いこなせるのではないかと思います。

◆面の安定性は高いんだけど・・・

ストロークにおける、面の安定性も高く、非常にコントロールし易いです。
ただ、強い打球でのラリーを始めると、打感があまり気持ちよくありません。
フレームの中の空洞部分を感じるような打感といえば良いでしょうか、
RDインパクトスピード 200 ( RDiS200 ) ほどのカスカス感ではありませんが、
その一歩手前のような打感。
面ブレは起こしていないのだけれど、面ブレしているような感触。
速い打球にも、打ち負けない性能を持っているな、と感じながら、打ち負けているような打感。
これには、何度となく首をひねりました。うーん・・・???

この部分は、ハードヒットを信条としているプレーヤーには、
ちょっと引っかかる所かもしれません。

しかし、相手の打球がそう激しくはなく、自分で一球一球コントロールしたい、
素早いボレーにも対応したい、という方で、特に、これまで300g以上のラケットを
使ってみたいけれど、少し重くて手を出せなかった・・・という方には、フィーリングが合う
かもしれません。
また、空気抵抗を15%軽減した新フレーム形状のおかげか、片手バックハンドが
とても打ち易いという特長があります。

尚、メーカーの説明によると、トップ方向にスウィートスポットを広げたらしいのですが、
通常のヒッティングでは、その恩恵を感じませんでした。フラット系のサーブの時に
少しプラス効果があるかなぁ、どうかなぁ、といった程度。

また、飛び過ぎることもないので、どちらかといえばシビアな部類に入る、
中~上級者向けのラケットだと感じます。

スピンは、けしてかからないわけではありませんが、特段かかり易いタイプではないと
感じます。フラットで、素直にラケットを出していくスイングで能力を発揮するタイプの
ラケットではないかと思います。

ちなみに 98D の 「 D 」 は、ドライブの 「 D 」 だそう( 95D の D も )。
100S の 「 S 」 が、スピンの 「 S 」 ということだそうで、スピン狙いなら、
100S をお試しになってみてください。
私も試打する機会があれば、インプレをアップしたいと思います。


【 YONEX VCORE 95D 試打 感想 インプレ 】

つづいて、Vコア 95D。

◆こちらの打感は、GOOD!

まず、重量の320gですが、こちらも98D同様、数字より軽く感じ、取り回しも悪くありません。
縦振りで重さを感じるかな? と警戒しましたが、それもありませんでした。

コントロールのし易さ、飛び過ぎない打球、あまり広くは感じないスイートスポット
といった性能は、98Dと変わりませんが、ただ一点違うのは、打感です。

95Dでは、98Dで感じた “ フレームがブレてないのにブレてる感 ” が、全くありません。
どちらかというと、しっとりとした打球感とでもいうのでしょうか。
パンッ!と、乾いた感じに弾いてしまうのではなく、ボールをとらえた際に
しんなりというか、しっとりというか、ともかく嫌な打感を吸収して、
ボールの吸い付きを感じながら、しかしそれがボールコントロールを邪魔するほど
吸い付いてしまうことはなく、しっかりアシストしてくれる。
意に沿ってボールを送り出してくれます。

過去に取り上げた EZONE は、ディフェンスにおいてピュアドライブに近い“お助け能力”を
発揮するラケットで、反面、それがプレーヤーの技術向上の妨げになる可能性に触れた
わけですが、VCORE 95D は、EZONEからその“お助け能力”を減らし、
スウィートスポットが縮小されている感じを受けるラケット。
代わって、より重い球、伸びのある球を打つことができ、バウンド後に威力を増すかのような
フラットショットを放てるラケットです。

EZONE と同じ ナノサイエンス素材 ・ X-フラーレンをフレームトップ部にのみ採用している
のがミソで、この95Dでは、それを感じ取ることができ、なるほど、と納得の打感。

◆技巧派にも試してほしいワケ

とはいえ、やはり以前に取り上げた RQiS TOURS のように、ジャストミートした時に半端の
ない伸びを見せる、まるで自分が打ったのではないかのようなアシストを受けるのとは違い、
もう少し等身大で、自分の力で打っている感覚が得られるラケットで、当然、RQiS TOURS の
ような暴発もなく、攻撃していくほどに安定感を感じることができるラケットだと感じます。
フラットでヒットする、ハードにヒットするプレーヤーに安定と安心をもたらしてくれるのでは
ないでしょうか。

それでいて、実はタッチショットもやり易いという一面も持っています。
激しく打っている中で、急に柔らかなタッチでアングルに運ぶ、ネット際に落とす・・・
そういうショットがやり易く、ナチュラルにその切り替えができます。

そういう意味では、フェデラーのような華麗なプレーにトライしている方にも、
一度使ってみていただきたいラケットです。
98D同様に、片手バックハンドが、とても打ち易くコントロールし易いのも魅力です。

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 15:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

コレが噂の限定アエロプロドライブ 画像16枚で詳細検証!

緊急企画! 画像16枚でお見せします!
限定生産 アエロプロドライブ フレンチオープン ( ローランギャロス )
その魅力とは・・・

限定アエロプロドライブ フレーム

限定アエロプロドライブ コアテックシステム 限定アエロプロドライブ ヨーク部

限定アエロプロドライブ シャフト

アエロ 5 アエロ 10

アエロプロドライブ フェイストップ
 
限定アエロプロドライブ シャフト アエロ 17

アエロプロドライブ フレンチオープン シャフト

アエロプロドライブ フレンチオープン ソフトケース

限定アエロプロドライブ ソフトケース アエロプロドライブ フレンチオープン 添付紙

限定アエロプロドライブ 添付紙

アエロプロドライブ フレンチオープン フレーム

スペックは、アエロプロドライブGTと同じです。

 ●フェイス:100平方インチ  ●重さ:300g(±7g)  ●バランス320㎜(±7mm) 
 ●ストリング:16×19本 ●グリップサイズ:1・2・3・4 ●フレーム厚:22.0 ~ 26.0mm

グリップサイズが1~4まで用意されているのは、選択肢が広くて嬉しいことですね。

打った感想などは、『 アエロプロドライブGT 試打 評価 インプレッション 』をご覧いただければ
と思います。
色は違いますが、打感や性能においての差異は感じられませんでしたので。

その 「 色 」 ですが、初代アエロから必ず配色されてきた黄色が、今回はありません。
そのせいか、正直、黄色のストリングがイマイチしっくりこない感じがします。
レンコン デビルスピンの赤鬼バージョンや、ゴーセン エッグパワー 16 が、似合いそうです。
見た目の話ですが。 ( 画像のアエロに張られているのは、プロハリケーンツアー です )

しかし、限定モデルらしく、ROLAND GARROSの文字や、お馴染みのロゴマークがちりばめ
られているのがポイント。

ロゴマークは、ごく小さいサイズで、目立つほどではありません。個人的にはもっと大きくても
良かった気がするくらいです。

フレームトップの内側に、白地に銀色で ROLAND GARROS PARIS の文字装飾があるのは
面白い試みですね。

シャフトの BabolaT 印字側は、アルミにツヤ消し塗装されたような風合いですが、
黒・銀・赤茶の配色が施された aero Pro Drive 印字側は、ツヤのある仕上がり。
この、片側マッド、片側光沢のパターンは、黄色と黒色の現行モデルも同じですね。

付属のソフトケースにも、ロゴマークが入っています。
10年後くらいには、今回のことを知らないジュニアが 「 何このケース、全仏のマークがついて
るよ? 」 なんてことを言う時がくるのでしょうか。

ところで、ラケットに添付されている ウォズニアッキ、ツォンガ、ナダルの写真をよく見ると、
手にしているラケットの色が、今回のフレンチオープンモデルとはまた違った配色なんですよね。

アエロ

何コレどーいうこと?

現時点では、私には不明です。
謎を呼ぶかのようなアエロのカラーリング。今月末から始まる全仏オープンテニスで、
彼らが手にしているラケットが果たして何色なのか、チェックしてみたいところです。
 

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 11:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

赤い アエロプロドライブ 数量限定モデルが、全仏直前に!

バボラ フレンチオープン・ライン アエロプロドライブGT 限定モデル 
                    2011年5月中旬~下旬 発売予定

      ※ 5月5日に発売されました → ① 16枚の画像で詳細検証

                         → ② きまぐれテニス小説で読む
アエロプロドライブ 限定 全仏 ローランギャロス バボラ ローランギャロス

バボラが、フランスのローランギャロスとオフィシャルサプライヤー契約を締結。
期間は、2011年から5年間。
これを機に発売される、パボラ フレンチオープン・ライン。
中でも、赤土色をイメージして塗装されたアエロプロドライブGTに注目が集まっています。
バボラのホームページで確認してみると、
正式名称は、アエロプロドライブ フレンチオープン のようです。
数量限定商品。

まだ、画像で見る限り、メタリックとまでは言いませんが、
光沢のある表面処理になっているように見受けられます。
これについては、つや消しやマッド調の方が良いのになぁ、というのが個人的感想です。

あ、いやいや、実物を見てませんから実際のところは分かりません。
入荷後にお店で手にしたら、うわっ、カッコイイ・・・と惚れてしまうかもしれません。

スペックは、原稿のアエロプロドライブGTと全く同じらしいのですが、
打ち応え、打感は、ひょっとしたらわずかな違いがあるかもしれません。
表面処理の違いによる影響は、あっても不思議がないと思いますので。

いずれにしても、店頭に並ぶのが待ち遠しく、まずは、一目見てみてたいところ。

現在、予約受付真っ最中のようで、各店とも予約特典などを用意しています。
ザッと目を通したところ、次のような感じです。

 ●ART SPORTS
  フレンチオープン カスタムダンプ プレゼント、VSタッチ張り上げサービス、
  2025円相当のポイント進呈

 ●ART SPORTS ODBOX
  フレンチオープン カスタムダンプ プレゼント、3種類のストリングから張り上げサービス、
  2本購入でバックパックプレゼント、送料込み

 ●WINDSOR
  2850円相当のポイント進呈、バボラストリングを無料でアップグレード

 ●Tennis Paradaise
  1本でアエロ限定ソフトケース、2本でラケットバッグ6本用(20名)、
  3本でラケットバッグ12本用(6名)、3200円以下のストリング張り上げ(4名)

 ●TENNIS HOUSE SUN PLUS
  フレンチオープン カスタムダンプ プレゼント、ファイバープレミアムなど張り上げ、
  JRSA会員ストリンガーが張る

 ●テニススタジオ Viva T
  フレンチオープン カスタムダンプ プレゼント、送料無料

お店により、価格にも差があり、特典もちょっとずつ違ったりしています。
個人個人で、それぞれ必要本数も重きを置く特典も違うでしょうから、
予約を考えている方には、この比較は、ちょっと楽しい悩みになりそうですね。

私の調べに誤りや解釈違いがあるといけませんから、予約を検討されている方は、
各店舗で金額や特典のご確認をお願いしますね。


ちなみに、通常版では用意されている 27.5インチの アエロプロドライブGT+
( プラス ) の限定モデルの発売はない模様です。
ちょっと残念。


ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

EZONE (Eゾーン) 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑧

ヨネックス EZONE ( Eゾーン )インプレ ~100インチ~

YONEX EZONE 100inch
   YONEX EZONE ラケット
      
       スペック
       ●フェイス : 100平方インチ  ●重さ : 平均 300g、
       ●バランス : 平均320mm   ●ストリング : 16×18本 
       ●グリップサイズ : 1・2・3    ●フレーム厚 : 23~26.5㎜

イバノビッチ、森田あゆみ、マルチナ・ヒンギスらが使用を開始しているヨネックスの新作、
EZONE ( イーゾーン )。
わざと狙ったのか、黒いボディ。
エナメルブラックということですが、特にエナメルということでの特殊なボディカラー
という印象は、私は受けませんでした。
好みによって感じ方は違うと思いますが、個人的には、まぁなんとも地味なコスメ
だなぁ・・・、と。
同じブラックでも、漆をイメージさせる様な黒( 漆黒 ) だったら、独特の世界観が
出たかも。
もしくは、シルバーの部分が、ゴールドだったら良かったのに。
それともうひとつ気になることが・・・。
面が四角い。今までのラケットより、更に露骨に四角く見えます。
真正面からマジマジと見ると、もはや、従来の通常ラケットのフレーム形状から逸脱して
いるといっても過言ではないくらいに角ばっている印象を持ちます。

そんなわけで、カラーリング、形状ともに、個人的には絶対に “ ない ” ラケット。


◆ヨネックスが、またいいラケット作ったなー!! と
ところが、なのです。
そのくらいマイナス印象で、「 間違ってもこのラケットを使うことにはなるまい 」 と手にした
ハズなのに、使ってみたら、これはスゴイ。これはイイ。
何がスゴくてイイのかというと、
まず 「 安定感 」。続いて 「 コントロール性能 」、そして 「 球種の自在性 」。
これらは、EZONE 100 を使うことで得られる圧倒的なアドバンテージ。

◆クセのないスウィング感
ウエイト 300g に、バランス320g。数値からトップヘビー気味かと思っていたら、そうでは
ありませんでした。
スウィングしてみると、ちょうど、回転の中心に軸があるような感じで、トップヘビーでもトップ
ライトでもない、重くも軽くもない感じでラケットが回ります。
これまで、特別重いラケットや、特別トップヘビーに調整したラケットをお使いでなければ、
違和感なく振れるのではないでしょうか。

◆オフショットのフォローで、ラリーが続く、続く
さて、同等レベルの人とのラリー練習を始めてしばらくすると、ミスヒットしてネットを超えずに
落ちた球が、全て相手側のコートに転がっている状態になりました。
つまり、こちらはミスせず、相手がミスを重ねたのです。
こちらも難しい球や、苦しい球を打たれてはいるのですが、オフショットで返らず、という事が
なかったのです。
まじまじとラケットを見つめて思ったことは、スウィートスポットの拡大、もしくは、かつてない
フレーム剛性による、オフショットをオフショットにさせない面安定性。
この安定性は、イコール安心感につながる特筆性能。
よほど面の先っぽで、振り遅れて当たったような場合でなければ、ビ~ン! という嫌な振動は
ありません。
これ、実は、オーバーヘッド気味のボールをスマッシュする状況でも力を貸してくれます。
通常、変な角度に弾かれてしまいそうなところをなんとかコート内に押し込められるんです。
私にとっては、この部分が、イバノビッチが言うように It's a Magic! 心強いです。
こうしたオフショットのフォローは、芯でとらえるのが難しいショートバウンドや、ライジングで
とらえる際にも効力を発揮。
加えて、高い面安定性から、片手バックでの安心感もグッと高まります。
片手バックハンドの方は、是非一度試してみていただきたいところです。

◆ストリングの個性を感じさせてくれる打感
また、打感は、食いつき過ぎず、瞬間、しっかりボールをくわえてはいるんだけれど、
ほど良く弾き出す、そのバランスが、クセのない仕上がりになっています。

そして、EZONEには、RDiS 200 の時に感じた、カスッ というか、
ガスッ というか、フレームの中身の密度が不足しているような感じはありません。

特に気持ちよい打感でも、不快な打感でもなく、あまり意識しないで済む打感とでもいい
ましょうか、打った感覚があり過ぎるわけでもなさ過ぎるわけでもない。
程良い主張の打感は、本来ストリングが持っている打感をしっかり反映することができる、
言い換えれば、個々のストリングの個性や打球感を繊細に感じることができるので、
ストリング通にはたまらないラケットといえるかもしれません。

これは、高弾性カーボン + X-フラーレンを素材としたフレームに、テニス業界では初となる
振動吸収材 ネオフェードを採用したことよるのかもしれません。
( 素材の詳細は、YONEXのホームページなどをご覧ください )

◆裏打ちされたコントロール性能
長方形の面形状から、なんとなくフラットで引っぱたくの専用、みたいに感じてしまうのですが、
どっこい高く跳ね上げる高い弾道のスビンも、回転量を少し抑えたスピンも思いのまま。
相手のバック側に深く高い弾道で打ちたい、浅いアングルのあそこへ丁寧に打ち込みたい・・・、
球種だけでなく、ボールを落とし込む位置まで、ピンポイントに反映させることが可能。
それはすなわち、自分の気持ちがアバウトにならなくて済むということにもなります。
一か八か、だとか、あの辺りに落ちてくれ~的な、ともすると雑にもなりかねないテニスを抑制
してくれる効力さえ、EZONEは持っているように思えます。
オーバーでしょうか?
いいえ。フラット、スピン、スライスをボールの回転量の増減にいたるまで
掌握して打てる 「 球種の自在性 」 と、ピンポイントで狙えるコントロール性能。
ここまで自分の思いを反映してくれる、思い通りの打球を送り出してくれるラケットは、
ほかには、そう類を見ないように思います。

このところのストリングパターンの主流が、16×19、18×20の中にあって、あえて16×18
というところに、角ばった面形状と相俟って、緻密な計算と根拠に基づいたヨネックスの自信を
垣間見るような思いです。

◆オフェンスもディフェンスも自信が持てる一本
以前の記事で取り上げたピュアドライブのディフェンス性能ってスゴイものがあると思うんです。
攻められるほどに本領を発揮する、みたいな。
ただし、パワーのある方が使うと、あるいはスウィング軌道を誤ると、途端にオーバーし易い
不安があるのも事実だと思うのです。
したがって、オフェンスの場面では、かなり気を使います。

しかし、EZONEの場合は、オフェンスの場面で、「 気をつけないとヤバイ! 」 という、一瞬の
不安がよぎることは、ほとんど皆無。
したがって、スッと、流れを中断せずに攻撃球を打ち込んでいけます。
ピュアドライブとフレーム厚はほぼ同じ、けして薄ラケではないのに、飛び過ぎの不安を感じずに
ハードヒットも思いのままです。

また、ピュアドライブの、極言すれば当てるだけで返ってくれるまでのディフェンス力には及び
ませんが、バランスを崩しながらも、狙いの位置へ返球できる性能は、ピュアドライブにも劣ら
ない魅力として加えることができるでしょう。

しかし、そうしたことから逆に、ピュアドライブ同様、EZONEを使い慣れたあとで、シビアな
ラケットに戻すと、少なからず影響がありそうです。
そういう意味で、真にラケット操作の技術が向上するかといえば、少し疑問。
助けてくれる部分があるだけに、助けてくれないラケットを使用することで磨ける技術が身につき
づらい心配はあります。

ただ、それなりに技術は持っていて、試合で組み立てを考えながらプレーに反映できるレベルの
方なら、きっとラケットの恩恵を感じながらも、自分に足りない技術を分析して練磨できるでしょう
から、そんな心配は無用かもしれませんね。

そういう方にとっては、間違いなく、勝率を上げるのに力を貸してくれるラケットだと思われます。


ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 11:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

アエロプロドライブGT 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑦

バボラ アエロプロドライブGT

  BABOLAT アエロプロドライブGT

     アエロプロドライブGT

スペック
  ●フェイス:100平方インチ  ●重さ:300g(±7g)  ●バランス320㎜(±7mm) 
  ●ストリング:16×19本 ●グリップサイズ:1・2・3・4  ●フレーム厚:22.0 ~ 26.0mm

  ※ストリングは、バボラ N.VY を 55ポンドで張り上げ。
         
    アエロプロドライブGT コアテックシステム アエロプロドライブGT フレーム厚  
    アエロプロドライブGT フェイス アエロプロドライブ GT

    
●ウーファー、そして コアテック、さらに GT
最新のアエロプロドライブ。
ショップによって、「 ニュー アエロプロドライブ 」 だとか、「 アエロプロドライブ 2010 」 だとか、
「アエロプロドライブ GT 」 だとか、表記が様々な現状なのですが、当ブログでは GT表記で。

さて、このラケット、時の流れとともに、ウーファー → コアテックシステム → そして現在の
GTテクノロジーというように、付加しながら進化をとげているわけですが、これらのテクノロジー
が持つ、それぞれの役目や効果というものをここであらためて確認してみることにしました。


バボラのラケット・テクノロジー バボラHPより抜粋編集

ウーファーの働き
 ストリングがロックされてしまう従来のグロメットに対して、ストリング全体が自由に
 動く滑車機能。これにより、広いスイートエリアを実現。
 また、ピストン機能でインパクト時の衝撃を軽減するとともに、インパクト直後の
 反発力を増幅。なお、この性能を充分に発揮させるために、バボラでは同社の
 ストリングを薦めています。

コアテックシステムの働き
 フィルター機能やアブソーバー機能を備えたこのシステムは、インパクト時に
 発生するボール情報として不要な振動を除去し、必要な振動だけを正確に伝達
 することで、不快な振動や衝撃によるパワーロスを軽減し、ピュアで快適なフィー
 リングを実現。
 実はこのシステムには、フィルター機能のみを搭載したものと、フィルター機能 +
 アブソーバー機能を搭載したものがあり、ピュアドライブやアエロプロドライブは、
 フィルター機能のみの様です。

GTテクノロジー
 グラファイト ・ タングステン ・ テクノロジーの略。
 カーボン繊維をベースに、高硬度のタングステン糸を織り込むことで、より強靭な
 フレーム剛性を実現。
 ドライブ系モデルと、コントロール系モデルとでは、フレーム内のタングステン糸を
 高密度化する箇所が異なります。

 
●個人的評価の高かった前々作

アエロプロドライブ GTでは、これら 3つのテクノロジーが織り成す恩恵を受けられるハズ
ですが、ピュアストーム・リミテッドが GT になって、私には前作とは全く別物のラケットに
なってしまったと感じられた様に、必ずしも違和感のない進化を遂げているとは限りません。

ナダルが、2005年と2006年の全仏を連覇時に使用していたラケットが、ウーファーを
搭載したアエロプロドライブ。
今回の GTから数えると、前々作になるわけですが、このラケットに対する個人的な評価は、
実はかなり高いものがあったりします。

スピンがかかり、といってスピン一辺倒ではなく、フラットでも打っていける。
軽過ぎず重過ぎず、しかし、ピュアドライブの様に万人仕様ではなく、性能を引き出すための
技量を求めてくる所が、使い手の心をくすぐります。
コントロール性能も高く、スピンでもフラットでもかなりの精度を発揮してくれます。
また、圧巻なのは面の安定性。
相手がかなりの球威で打ち込んできても、弾かれたり 押し込まれたりすることなく、
ガッチリと捉えて真っ向勝負に挑めるというのは、とても心強いものです。

前々作でこの性能。
2007年発売の前作では、コアテックシステムが付加され、ナダルは、その年と 2008年の
全仏を連覇し、4連覇を達成しています。

●衝撃の少ない打感

そして、ウーファー + コアテック + GT となった 2010年、試打してみて感じたのは、
オーソドックスな進化を遂げているな、ということです。

ウーファーだけの前々作と比べれば、打感は随分ソフトになった・・・というより、感じなくなった
といったほうが適切でしょうか。
前々作では、少なからずガツンというか、パシン!というか、ハッキリと手応えがあり、
これは私にとっては、打ち込む気持ちと手応えがマッチして、“ 打っている感 ” が得られて
気持ちが良いわけですが、ヒジへの負担は少々気にはなっていたわけで・・・。

今回の打ち応えは、不快な衝撃はもとより、芯でとらえた衝撃も大きくは伝わってきません。
クシュッと、衝撃を消してしまう様な感じです。
個人的には物足りなさを感じますが、ヒジをいたわれるという利点があります。

●秘められた特性を体感!

スピン性能、コントロール性能については、大幅な増減なく、2005年製品から、ほぼ変わりが
ないというのが、打っている自分の感覚。
ただ、相手の反応と打ち損じの様子から、ひょっとするとスピン性能は、5~10% UP している
かもしれません。

ここが変わったと感じたのは、ボールをとらえた時のストリングのたわみが、ほんの少し大きく
なって、よりボールをしっかり掴むようになっている点です。
ただし、弾き出すスピードは、むしろ以前より速くなっているようで、球持ちが長く感じられたり、
食いつき過ぎによってコントロールしづらいという事は全くなく、したがって打ち方を変更しなけ
ればいけないような事もありません。

むしろ、この特性によって、一瞬の判断と手首のほんの少しの使い方次第で、例えば、
ストレート狙いから急遽アングルに引っ張る、という事が可能になった点が、自分にとっては
軽い衝撃でした。
言葉で説明するのが難しい、感覚的なものなのですが、打とうとした寸前、というか極端な話、
ストレートに打つつもりで打球を捉えた時に、相手に見抜かれた、あるいは、あらたなオープン
スペースを見つけた、といった場面で、一瞬のさじ加減で打球の方向転換が可能なのです。
これは不思議な感覚でした。
激しいラリー中でもそれが可能な面安定性とコントロール性能を持っているところが、
今回のアエロプロドライブGTの最大の長所かもしれません。
ひょっとすると、この辺りがGTテクノロジーを付加した事によって生み出された、使った人に
しか分からない、いや、もしかしたら前々作や前作から移行する方にしか掴み取れない、
秘められた性能かもしれません。

そして、芯で捉えた場合の球速は10%強、上がるように感じられました。
総合的に、旧作の長所を忠実に受け継ぎながら、秘めた特性も加わって、良い形で進化を
遂げた一本だと思います。

●攻撃系のストローカーの武器になる

但し、いろいろな場面で、あれこれ助けてくれるタイプのラケットではありません。
基本、オフェンスをモットーとし、数種類のスピンを使い分け、ロブでも打ってこようものなら、
追いついてフラットで引っぱたく、激しい打ち合いになれば待ってましたと小躍りするような、
自分から攻めたい方こそが、このラケットの持つ魅力を引き出せるのではないでしょうか。

振ってみると、アエロ形状も手伝って、どちらかといえばトップライトに感じて振り易い部類に
入ります。また、前々作から比べれば、打感など優しく感じられるようになったとはいえ、
初級者向けとは思えません。
あくまでスイングスピードは速く、ある程度のパワーも持ち合わせていて、スピンもフラットも
正しい軌道でしっかりと振り切れる、中 ・ 上級者向けのラケットだと思います。

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 17:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

ヨネックス RDiS 200 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑥

ヨネックス RDインパクトスピード 200 ( RDiS200 )


YONEX RDインパクトスピード200

      YONEX RDIS200
スペック
●フェイス:98平方インチ  ●重さ:G 平均 300g、HG 平均 320g 
●バランス:G 平均320mm、HG 平均310㎜  ●ストリング: 16×19本 
●グリップサイズ:G 1・2・3、HG 2・3・4  ●フレーム厚:22.0㎜

おっ? ヨネックスから、ちょっと強そうなコスメのラケットが出たじゃない?
ということで、気になっていたラケット。
今回、フルパワーのラリーからゲームまで、打ち込んでみました。

ただ、ネーミングを見てもう、ヨネックスの場合、どのラケットがどの名称だか、
さすがにゴチャゴチャになってきました。
だって、URDT に、RDS に、RQ I S ! それでもって RD I S ?
おまけに、200に、300Mに、1X、1XMP、2T、T I A などなど・・・。もう無理ッス!

分かり易いカタカナ名称での区分けを 是非!

さてさて、本題のインプレです。
ああ、ややこしい話がもう一つありました。
このラケット、同じ外見ながら、スペックが微妙に異なる 「 G 」 と 「 HG 」 がありまして、
今回試打したのは、300g の 「 G 」 のほう。

●ある意味、独特の打感

真っ先に、あれっ?と感じるのは、打感です。
カスッ というか、ガスッ というか・・・、
何というか、フレームの中身に密度の高い材料がギッシリと詰まっていないような
打感なんです。
もちろん、オフショットではなく、芯でとらえての話です。
残念ながら、気分爽快な打感とはいえません。
これは、RD i S200 にのみ搭載されている吸振パウダーを配合した素材
「 ソリッドフィールコア 」 を採用したことによるものかもしれません。
打感が気持ちの良いタイプのストリングを張っても、どこまで補えるかは疑問な感触。

●打っても打っても失速?

つづいて、ストロークの打ち合いで感じたのは、
こちらが打った球が、相手コートのベースライン近くまでいくと、急に失速するということです。
これ、とりあえず “ 勝手にフラットドライブ ” とでも名付けましょうか。
良くいえば、ドロップがかかって落ちる、と言えなくもないのですが、
バウンド後に球が伸びない・・・。
かなり打っていってもコート内に収まるのは、試合などでは、安心材料になり得ますが、
私の様にハードヒットが好きで、球速で相手の時間を奪い、
相手の困る様子を見るのを快感? に思う人はどうでしょう。
堅いテニスはできるけど、そういった意味での快感は得られにくいような気がします。


フラットサーブで攻め込める!

しかし、サーブになると、ちょっと話が違ってきます。
インパクトスピード、ひいては初速にこだわったこの機種の真骨頂は、
フラットサーブでこそ最大の威力を発揮できるのではないかと感じました。

当然のことではあるのですが、
こちらのベースラインから相手コートのベースラインまでと、
こちらのベースラインから相手コートのサービスラインまでの距離は、
サービスラインまでの距離のほうが短いですよね。

ストロークで思い出すと、こちらのベースライン付近から打った球は、
相手コートのサービスラインを超えた先で急激に失速しますが、それまでは速いんです。

つまり、サービスラインまでなら、初速は生きたまま、それでいて、
サーブは縦振りの分、ストロークより早めに“ 勝手にフラットドライブ ”機能が働いて、
サービスライン内に落とし込める! というワケなんです。

「 ストローク同様、サーブも思い切り打っていって大丈夫だ 」 という気持ちの支えは、
「 ちょっとロングになるかもしれないけど、一か八か賭けに出よう 」 という精神状態とは
大きく違うでしょう。
これはプレーヤーを大きく後押ししてくれる材料になるのではないでしょうか。

ぐりぐりスピンやスライス性能は、標準レベルではないかと感じます。
ただ、ヘッドのエクストリームシリーズの様に、いかにもボールを転がしたくなるような
広くて丸い面形状ではなく、縦長の四角い独特の形状ですから、ボールをくわえながら
ラケット全体の操作でボールを送り出していくような感じになるでしょうか。
そういう打ち方にすることによる負担は特にないと思います。

●クラス上位の面安定性

面安定性は、他メーカーのラケットを含めて同クラスでは、上位だと思います。
打感が打感なので、安定性がないような錯覚に陥りやすいのですが、
ブレや弾かれてしまうことを極力抑えるというか、振動や衝撃を極力相殺に
近づけているのを感じます。
これは、ピュアドライブGTのような、打っている感覚がないような感触ではなく、
打っている感覚がしっかりありながら相殺している感じです。


●新しい形のコントロール性能

また、コントロール性能は、最上位グループの一本と言って良いように感じます。
RD i S 200 は、「 粘り 」 や 「 しなり 」 が謳われているラケットでもあり、
粘りつき過ぎ、しなり過ぎが苦手な私は、その点を少し危惧していましたが、
そういう部分での嫌な感触は全くありませんでした。

この辺りが、高弾性カーボン + タフレックス + カップスタック型カーボンナノチューブ と
いった素材や スタビリティ トーションコントロール 設計による効果なのかもしれません。

これまでにあった、感覚的に分かる程、ボールを長い時間食いつかせてコントロール性能を
高める方式とは一線を画すものと感じます。

総合的に考えて、方向性を含めて非常に良いラケットが出てきたのではないかと
感じたりしています。
技術の革新によって、ラケットの性能は上がりましたが、これまではその多くが、
使用者が楽をできる方向で進化を遂げてきたようにも思えます。
楽が出来ると、フォーム ・ 全身の筋肉の使い方 ・ 重心移動などについて、
まぁ60点出来ていれば、なんとかなるかと甘んじてしまう可能性もありますが、
このラケットは、60点では使いこなせません。最低75点以上はないと、そして、
どうすればもっと生きたボールを打てるか? もっとコントロールできるか?
そう考えさせ、身体全体の使い方、必要な筋力、効果的な身体の動きを突き詰めて
いかざるを得ない、あるいはいきたくなるラケットで、またそれにしっかり応えてくれるラケット
ではないかと思います。

試合では、一発に頼るのではなく、意図した球種のボールを意図した場所へしっかりコントロールし、ゲームを意のままに組み立てて戦いたいタイプの方には申し分ないラケットのように思えます。
過度な助けはしてくれません。
しかし、メンタルも含めて自分がしっかりしていれば、しっかり答えを出してくれる、
そんなラケットだと思います。



  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
    バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ②
    ヨネックス RDiS 100 MP の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③     
    ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④     
    バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤     
    バボラ アエロストーム の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 17:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

アエロストーム 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤

バボラ アエロストーム

     BABOLAT アエロストーム

     バボラ アエロストーム

スペック
  ●フェイス:98平方インチ  ●重さ:320g(±7g)  ●バランス310㎜(±7mm) 
  ●ストリング:16×20本 ●グリップサイズ:2・3・4  ●フレーム厚:20.5 ~ 22.0㎜

  ※ストリングは、ウィルソン スタミナスピン を 59ポンドで張り上げ。
          撮影ラケットは、シンテックグリップ ( ホワイト ) の上に、ワインレッド色の
          グリップテープを巻いています。


    バボラ アエロストーム スロート 1  バボラ アエロストーム フレーム厚

    バボラ アエロストーム グリップエンド  バボラ アエロストーム コアテックシステム

●アエロストームが、プライスダウン
ピュアドライブ と ピュアストーム が、賛否は別にして、相次いで GT テクノロジー を採用。
そして、どうやらこの アエロストーム も、グラファイト タングステン テクノロジーを採用して
生まれ変わるようなんです。

2月半ばになって、このGT未採用の アエロストーム を 17000 円程度にプライスダウン
するお店が出てきましたので、ニューアエロストーム の入荷が近づいているものと
推測できます。( 現時点では、デザイン・性能など詳細不明です )。

と、いうわけで、旧・・・と言ってしまって良いのか悪いのか?
今回は、ただのアエロストーム の インプレ ですのであしからず。

●トップヘビーでも、トップライトでもない
記憶が正しければ、2007年の夏頃に日本発売されたアエロストーム。
当時は、定番のバボラカラーとは、いっぷう異なるテイストで、ひと目惚れしたものです。
赤ではないんですよね、濃いオレンジにも思える赤。
ショッキングピンク というのがありますが、これは ショッキングオレンジ か、もしくは
ショッキングレッド といったところ。白とのコントラストが際立っています。

この約 1 年後くらいに、全く同じデザインで、重量を 20g 減らして 300g に軽量化した
アエロストーム 300 も発売になっています。
当時、使用していたサフィーナの活躍があって、女性層を取り込む狙いがあったのかも
しれません。

話を 320gの アエロストームに戻して、まずは、感覚的な重さですが、持った瞬間から
320gをそのままを感じます。
普通、ラケットは、スイングすることで感覚的重量が変わるものですが、
このラケットの場合は、そのまま、という感覚。
トップヘビーにも、トップライトにも感じないのは、勿論どこにも謳ってないですが、
ある意味、特長と言ってしまっていいような気が・・・。
トップからグリップエンドまで、縦振りしても横振りしても、全体で320gという感じ。
これ、片手バックハンドには正直、厳しいです。
K-1 の角田信朗さんくらい、筋肉隆々の太い腕があれば問題ないと思いますが。

この 「 どう振っても320g 」 が、ラケットの取り回しを非常に悪くしている、というのが
個人的感想です。
スイングの最初から最後まで、ラケットが手を貸してくれないと言ったらよいでしょうか。
スッ と ヘッド が進んでいってくれることがない、遠心力が効いて クルッ と回ってくれる
ことがない。
体力、筋力に余裕がないと、きつい ラケットだと思います。
スロート部分は、私が好きなアエロ独特の流線型であるアエロモジュラーフレームでは
ありますが、そこからトップにかけては、ボックス形状と言っていいと思います、この形状。
「 空気抵抗が少なく、スピン系ショットのスイング速度を加速する 」 という感覚は、
残念ながら感じられません。

●飛ばないが、慣れれば威力ある球で攻められる
打球については、硬くて重い薄ラケからの乗り換えでない限り、おそらく最初は
「 飛ばない 」 感が強いと思います。
「 何でこんなに飛ばないんだ 」 ってことで、ストリングのテンションを低くする、
すると今度は、ボヨ~ンと、ちょっと老朽化して張りがアンバランスになってしまった
トランポリンの様な打感。もちろん、コントロール性能も落ちます。というか、
飛び自体を制御できません。

通常のテンションで飛ばないというのは、試合などである意味助かりそうな気もしますが、
同時に、生きたボールを打つのも難しいので、球威で相手をやり込むことが困難になります。
しかし、使い慣れてくると、最初ほどの 「 飛ばない 」 感は、なくなってきます。
使い慣れるというのは、重心移動、腰の回転、腕の連動としなやかさをもって、
このラケットに対処できるようになってきた時の話ですが、そうなってくると、
だんだんと勢いのある球を放つことが出来るようになってきます。
球速はそれ程出ませんが、重くて鋭い球が行き、相手は段々苦しくなって、
攻め込んで来れなくなります。
仲間とのラリーでも確認してみてください。自分が身体全体でよく振れている時は、
「 うわ、押されるぅ~ 」 なんて言ってくれると思います。

しかし、320gで、スイングアシストが感じられないラケットであることに変わりは
ありませんから、効率的なスイング、望ましいスイングが出来ていても、
疲労は時間とともに確実に襲ってきます。
それでも戦い続けなければならない状況ならば、あとは気力だけが頼りです ( 笑 )。

コントロール性を追求した競技者用モデルとの記載もありますが、
私の感想としては、コントロール性能は、そう高くありません。
良くて中の中。記載による期待値から厳しく採点すれば中の下。
とにかく、球威もコントロールも助けてくれないラケットだと思います。
98インチでなく、100 か 95 なら、ひょっとするともう少し違った味が出たかもしれない、
などと思うのは私だけでしょうか・・・。

間もなく、GT テクノロジー 採用の アエロストーム が、入荷されることでしょう。
個人的には、このラケットは、GT テクノロジーの採用で、性能的に良い方向に化ける
のではないかと予想しているのですが、果たして ?

もうしばらく、待つことにしましょう。




  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
    バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ②
    ヨネックス RDiS 100 MP の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③     
    ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④     
    バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑥
    ヨネックス RDIS 200 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑦
    バボラ アエロプロドライブ GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 15:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

ピュアストームリミテッドGT 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④

          BABOLAT

    ピュアストーム リミテッド GT


          ピュアストームリミテッドGT フェイス  19mm のフレーム厚  

          グリップエンド  ピュアストームLtd GT スロート部

          ピュアストームリミテッドGT  リミテッドを示す 銀色の Ltd の文字

      スペック
      ●フェイス:95平方インチ  ●重さ:320g(±7g)  ●バランス305㎜(±7mm) 
      ●ストリング:18×20本 ●グリップサイズ:2・3・4  ●フレーム厚:19㎜

      ※ストリングは、バボラ エクセルパワー 130 を 58ポンドで張り上げ
      撮影ラケットは、ナチュラルグリップ ( タン ) の上に白いグリップテープを巻いています 

●前作のピュアストームリミテッドは・・・
今回のラケットを語る上で、まず触れておかなければならないのが、前作の ピュアストーム リミテッド。
ボックス形状 19mm のフレーム厚と、他のラケットでは意外にない 305mm というパランス
ポイントが、320gの重量を全く感じさせない振り抜き感とスイングスピードを生み、ボールを
くわえ込み過ぎずに弾き出す乾いた打感から驚異的なスピードボールを打ち放つことが出来た、
他に類を見ないラケットでした。

打感がボヤケることなく、自分で打っている感覚もしっかり感じ取ることができるので、ウイナーも
ミスも、自分の腕に、肘に、指先に、ダイレクトに伝わってくるラケットでした。

そんな、私の好みにズバリ ! のフィーリングにも関わらず、ただ一点、個人的に受け入れ難かったのは、黄土色をアクセントにしたフレームデザインでした。

●デザイン一新、これなら・・・
そんな思いを知ってから知らずか ( 知るわけない )、今作のピュアストーム リミテッド GT は、
カラーリングを一新!
色の不満は一瞬解消されたか?・・・に思えましたが、これ、2008年の9月に発売されたアエロ
ストーム、およびその後に発売された軽量版のアエロストーム 300 と非常によく似た配色なんですよね。アエロストーム使用者には、不満じゃないかと・・・。

一方、ピュアコントロールからの、重厚感と強さを合わせ持った黒と赤を基調とした配色に馴染み
と愛着をもっている方には、「 派手過ぎだろ 」 ということになりそうで・・・。
ハッキリ区分けした別路線を示すカラーリングにしてほしかった気もします。

さて、肝心の使用感に話を移していきますが、今回は、以前取り上げたピュアドライブ ロディック GT 同様、GTテクノロジー ( カーボン繊維にタングステン糸を織り込んだ技術 ) を搭載しての
進化となります。

●後継? 進化版? いや全く別のラケット
実際の打感はというと、前作と比較してボールを弾かなくなってしまったというのが第一印象。
ボールが粘っこく吸い付き過ぎるのです。
前作では、ラケットからボールが飛び出していたタイミングなのに、まだ面にボールが接触しているので、同じ打ち方ではボールを引っ張ってしまいます。
フォアストロークで正面に打ったつもりが、食いついてるために、左へ引っ張ってしまう、そういう
感覚です。
食いつきを好む方には、すんなり扱えるのかもしれませんが、ボールがラケットに長くとどまるのを嫌う私には、慣れるのに時間がかかりました。

また、材質の違いの影響からでしょうか、前作では シュンッ とラケットが回った 「 振り抜きの良さ 」 が、あまり感じられません。
使用ラケットを正式に計測した結果、重量とバランスポイントは、ほぼスペック通りですから、たまたま重く感じるラケットを手にしたわけではなさそうです。

また、GTテクノロジーの謳い文句である、フェイス部のねじれ抑制、面安定性と強靭なフレームの
剛性については、ピュアドライブGTほどハッキリと感じることはできませんでした。
むしろ前作のほうが、スイングや打感に重さは感じないのに、よくぞ面安定性を保っていたものだと、今更ながら感心。

ボレーは、95インチだからではなく、前作より取り回し感が重くなったために、やり易いとはいえなくなったと感じました。
総合的に判断して、これはもう、後継機種でもないし、進化版とも違う、前作とは別のラケットと捉えたほうが良いように感じました。
デザインが変わったので、待ってましたと試打をせずに飛びつくと、前作とのフィーリングの違いに驚いてしまうかもしれません。

●そうだったのか! 黄土色リミテッドの謎が解けた!?
ここまで書いてきて、ふと気付いた事があります。
それは、今回のピュアストームリミテッドGTは、前作リミテッドではなく、ピュアコントロールを継いだ前作のピュアストームツアーと味付けが非常に似ているという事です。
考えてみれば、前作のリミテッドは、「 ストーム 」 という名を持ちながら、打感をはじめストーム
ツアーおよびストームとは全く異種のラケットとして仕上がっていたからこそ、黄土色を使ったカラーリングだったのではないでしょうか。

今回、ストームリミテッド、ストームツアー、ストームの3本のカラーが統一されたのは、リミテッドを名実共にストーム枠の中に押し込めた ( 推察に過ぎませんが )ことの証と判断したほうが、正しいラケット選択ができるのではないかと思うのです。

●体力・筋力ありのフラット系ストローカー向け
まとめですが、ラケットにある程度の弾きを求めている方には、合わせるのに少し苦労するかもしれません。
ただ、3ヶ月以上使い込めば、徐々に良さを引き出し始めることができるのではないでしょうか。
逆に、ある程度、吸い付くのが好みの方や、ラケットでいったんボールを捉えたのを感じて打ちたい方には、その手のラケットからの移行はスムーズかもしれません。

ただし、95インチを使い慣れていて、315g以上を繰り返し最後まで振り切る技量と体力をお持ちの方、という条件は付きそうです。
また、ストームツアーおよび ストームツアーGT をお使いの方で、少しばかり98インチという面のサイズが大きいと感じ始めている方には、95インチであるリミテッドはうってつけといえそうです。

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
    バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ②
    ヨネックス RDiS 100 MP の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③     
    ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
    バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑥
    ヨネックス RDIS 200 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑦
    バボラ アエロプロドライブ GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:16 | コメント(29)| トラックバック(0)

HEAD YouTek Speed MP 16×19 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③

ヘッド ユーテック スピード MP 試打 感想 評価 インプレッション
HEAD YouTek Speed MP 16×19

       ヘッド YouTek Speed MP 16×19 フォルム
       YOU TEK フェイストップ 
       グリップエンド スロート

スペック
●フェイス:100平方インチ ●重さ:315g ●バランス310㎜ ●ストリング:16×19本 
●グリップサイズ:2・3・4  ●フレーム厚:20㎜
※ストリングは、GOSEN AK PRO 16 を 57ポンドで張り上げ


●数少ない白いラケット。シンプルイズベスト!
このところ、渦巻きキャンディみたいな、ちょっと楽しくなるカラフルさをまとったラケットが
多かったように思います。デュアルコイルとか マイクロジェル・エクストリームとか。
好みは分かれると思うのですが、私としては手が出せませんでした。
そんな中、カラーリングにピピン!とくるラケットが登場。
それが、今回試打感想をお届けする
HEAD YouTek Speed MP 16×19。
品名がちょっと覚えづらいですね。
YouTek は、どう読むんだ? ヨウテクか? と思っていたら、ユーテックだそうです。
( YOU TEK テクノロジーについては こちら )。

基調は 白 。そして、HEAD の太い文字。実にシンプル。
カラフルなラケットが多い中、これはコート上で逆に目立ちます。
目立とう目立とう、ではなく、静かにしているのに目立ってしまう、そんな感じ。
私は、このデザインに惚れてしまいました。着るウェアの色が自己主張してるものが多いので、
ラケットの 白 は最適。
HEAD は、昔買ったスキーの板以来、ラケットでは初めて手にします。

●スピン度は、いたって普通
さて、本来重視すべきは、外見より中身。パートナー選びもそうですよね? たぶん。
試打する前に見ていたこのラケットの評価で最も多かったのが、スピンがとにかくかかる、
よく跳ねる、というものでした。

しかし、どうでしょう?

私の打った感覚としては、ストリング・パターン16×19を始めとするこのスペックなら、
ある程度は当然といいますか、想像の範囲内であり、同等スペックの他のラケットと比較して、
このラケットが抜きん出てスピンをかけ易いとか、相手のラケットを弾き飛ばすくらい
猛烈なスピン回転がかかる、とは正直感じませんでした。
これは、フラットスピン、下から上へのグリグリスピンのどちらで打った場合も同じです。
フェイスは丸型なので、雰囲気はいかにもかけやすそうに見えますが、いたって普通にかかる、
というのが私の感想です。

●いわゆるツアー系・・・という事なのですかねぇ。
続いて、飛び という事では、100インチにしては、飛ばない部類かと。
厚み20mmを考えれば、やはり予想の範囲。厚ラケではないですからね。
パッカーンという大オーバーはありませんし、使い始めにボール2つ~4つくらいの
オーバーをしましたが、すぐに修正がききましたので、抑えるのに苦労するという事は
なさそうです。
打球のスピードについては、ラケットのアシストを感じませんでした。
リキめば失速。脱力してからしなやかに振りきるスイングが出来ればそれなりです。

315gと、国内市販ラケットの中では重めの部類に入りますが、持った時に重く感じることはなく、
実際に振ってみても、若干の空気抵抗は感じるものの、負担に感じるものではありませんでした。

気になったのは、強いボールの打ち合いになった時の面安定性。
しっかり面の中心で、打点を前目にとれた時は良いのですが、ちょっと外したり、打点が気持ち
後ろになったりすると結構な面ブレと振動が起き、この辺りのフォローはありません。
けして硬過ぎるラケットではなく、軽いラケットでもないので、この部分のアシストが個人的には
もう少し欲しかった気がします。
したがって、激しい球を打ってくる相手との打ち合いでは神経を使います。気が抜けません。
ディフェンス状況に陥った場面でも、ここ一打の集中力をもう一段引き上げる必要がありました。

つまり、まったく楽はできないラケットなんです。その分、こういうラケットで練習を重ねていけば、
フォームや打点などをラケットに矯正してもらいながら上達していけるのではないのかな、
とも感じます。
悪いフォームやスイングでは、ごまかしがきかずにすぐに打球に反映されるので、
「 あぁ、今のはここがダメだった。次は気をつけよう 」 と、意識がしっかり働きます。
一方、アシストが多いラケットでは、そこの意識が甘くなりますから。
私レベルの場合、半年後、一年後のスパンで、どちらがより好ましい形で上達するかといえば、
前者のラケットの様な気がしています。
テニスの楽しみ方、接し方によっても、意見は分かれるのだと思いますが。

●18×20のストリング・パターンもあり。
さて、このシリーズでは、全長が 27.25インチ ではなく 27インチで、ストリングパターンも異なる
YouTek Speed MP 18×20 もあります。

スピン性能が極端に落ちず、面安定性とコントロール性能が上回るようなら、
私にはこちらのほうが購入候補に入ってくるかもしれません。
繰り返しますが、デザインには惚れてしまいましたので・・・。


   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
     バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ②
     ヨネックス RDiS 100 MP の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④     
     バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
     バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください

   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑥
    ヨネックス RDIS 200 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

   ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑦
    バボラ アエロプロドライブ GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください


ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:17 | コメント(3)| トラックバック(0)

RDiS 100 MP 試打 評価 インプレッション

楽天ジャパンオープンテニス2009
昨年のAIGオープンの様な、オープニングイベントの情報が入ってきていないのが、
若干気がかりですが・・・
フェデラー、錦織につづいて、ヒューイット、ツォンガ、シモンの出場が決定したようです。

ヒューイットは、リターン力 ・ 攻撃の速さ ともに再び向上している上に、ウィンブルドンでは
随分、ライン際でスッと落ちて IN するボールを打っていたように思います。
この辺りは、ヨネックスのラケット RDiS 100 の効果もあるのでしょうか。

少し前に、RDiS 100 シリーズの MP を試打していましたので、感想を・・・。


ラケット 試打 感想 評価 インプレッション ②

           ヨネックス RDiS 100 MP

            YONEX RDiS100

  スペック
  ●フェイス:98平方インチ ●重さ:315g(平均) ●バランス310㎜(平均) 
  ●ストリング:16×19本 ●フレーム厚:21㎜  
  ●全長:27インチ ●グリップサイズ:2、3、4


●フラット系で ドカン! → ストン!
「 ウッ、飛ばない 」 が、第一感触。フレームも、ガッチガチではないけれど、やや硬めに
感じます。
しかし、コントロール性能はなかなか、と感じました。
このラケットのキャッチコピーは、メガスピン。 ガツンとくるキャッチですよねぇ。
ただし、いわゆる下から上に振り上げてスピンをかけようというスイングでは、キャッチ通りの
恩恵は得られないように思います。

ラケットを後ろから前へ直線的に押し出していくフラット系のスイングの中で、真芯にドカンと
ボールをあてて、前に押し出しながら、最後にヒジをたたむスイングをした時に、ライン際で
ストンと落ちる驚愕のメガスピンがかかる、そんな感じです。

ですから、山なりで高いバウンドをさせるのが得意なヘビースピナー向きかというと、それよりは、
むしろフラット系のハードヒッター寄りのラケットではないかと。
特に、ヒューイットのように大きくラケットを振りかぶって、さらにそのラケットを振っていく
過程で前に押し出していく方に、最もシックリくるのではないでしょうか。

ただ、前作のRQiS 1 ツアー で感じた、ボールをホールドしてから解き放つ感覚と、ラケット
ボディ全体に感じる粘っこさみたいな感覚は軽減されていて、それよりは弾き感があります。

●腰を据えたスイングで持ち味発揮か?
また、いわゆる芯をくって飛び出すパワーポールを生み出すスィートスポットは、そう広くはない
ように感じます。
オフショットでは、パワーアシストはほとんど無いと考えたほうがよいでしょう。冒頭で書いた、
飛ばない、硬め というのも、ここに起因する部分が少なくないかもしれません。

しっかりと生きた打球を飛ばすには、一球一球しっかりとした打点でとらえることと、腰を入れた
スイングが必要で、その意味では RQiS 1 ツアー 同様に一球も気を抜けないラケットの部類
に入ります。

サーブも然りで、オフショットしなければ、ボールの威力が増す感じで、フラットやフラットスピン
で、攻撃力がアップし、有利な展開にできました。

結論として、自分の力でしっかりラケットを振っていけるだけのパワーを持っていることと、しっかり
腰を据えて、その腰から腕へパワーを伝達でき、重心ブレのないスイングができることの2つを合
わせ持つ方には、うってつけのラケットとなりそうです。
思えば、93インチの RDiS100 MD を使用しているヒューイットって、そういうスイングをする選手
でした。どうりで・・・。

ヒューイットの楽天オープンでの快進撃 ( ひょっとしたら優勝も? ) も大いに期待できそうですね。



  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
    バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③     
    ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④     
    バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

  ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
    バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 10:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

ピュアドライブ・ロディック GT 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
WOMENMEN

バボラ ピュアドライブ・ロディック GT

      ピュアドライブ ロディック GT フレーム  
      コアテックシステム スロート  
      フォルム ロディック サイン
スペック
●フェイス:100平方インチ ●重さ:315g(±7g) ●バランス315㎜(±7㎜) ●ストリング:16×19本 ●グリップサイズ:2・3・4  ●フレーム厚:23.0~26.0㎜
※ストリングは、バボラ エクセル130 を 58ポンドで張り上げ

ひとくちにインプレといっても、人それぞれプレースタイルや筋力などが違い、それによっても
感じ方が随分違うことでしょう。そこでまずは、試打した私について少し・・・。

〈試打した私はこんなテニスをしています〉 
普段は95インチ以下、310~320g程度のラケットを使用。スイングスピードは速いほうで、
ラケットに大きなパワーアシストは求めない代わりに、面の安定性と振り抜きの良さは求めます。
ストロークは、フラット系で打ち込むスタイルで、打ち合いになったら引きません(笑)。
一方でスピン、スライス、ドロップもフォアとバックで適時に使用しますが、ボレーは苦手。
サーブはフラットとスライスが主体で、現在高く跳ねるスピンサーブを練習中です。


●はじめズシリ・・・、振ると軽い!?
ラケットを手渡された時、ズシリと重さを感じました。315gは自分としては許容範囲のハズなのに、
こりゃマズイかなと一瞬返却しようかと思いました。
外観からは、重そうには見えないのですが、同じバボラのピュアストームリミテッド(320g)を
手にした時よりズシリとくる感じがあります(個人的感覚)。
ゆっくりとしたスイングで素振りをしてみても、やはり重さを感じます。これは失敗だったか?

ところが、実際に打ち始めると、スッとラケットが回ります。
重くて振りにくい、あるいは振り遅れるなんて感覚は微塵もありません。それどころか、
スイングスピードが上がり過ぎてフレームでガシャってしまう現象が現れました。
どうやら一定以上の速さのスイングになると、ヘッドがスッと回ってくれるようです。
したがって、特に強い筋力がなくても、普段295g以上のラケットで正しいスイングワークを
身に付けられている方であれば、男女問わず扱えるかと思います。
スイングスピードに自信がある方は、「ボールが当たる直前までボールを迎え入れて、面に
乗せてから振り抜く 」 くらいの感覚を持ったほうが、このラケットではきれいに打ち返せ
そうです。

●サクッとした打感。嫌な衝撃は皆無
振動止めを付けていたとはいえ、ヒットした衝撃をほとんど感じることがないのも特徴でしょう。
この衝撃緩和力はコアテックシステムの効果だけではなさそうです。同じシステムを搭載している
アエロストームやドライブZツアーではここまでの衝撃緩和は感じませんので。これはおそらく
コアテックシステムだけではなく、ウーファー、それにグラファイト、タングステンといった
素材の複合が織り成す効果かと思われます。
当然、相手の爆裂フラットも強烈スピンも最大限衝撃を緩和して、サクッという感じで返球してくれます。
この感触は、私が今まで手にしたラケットにはないものでした。

●勝手に出るスピードに、精緻なコントロール性能
打球のスピードという点では、どのラケットにも負けない速度を出せるのではないかと思います。
しかも、特に強い力や特別速いスイングスピードはいりません。むしろ、速過ぎるスイングで
パンッと弾いてしまうと、期待するほどスピードが出ません。前述のように面を合わせて、
面に乗せてから振るだけのほうが勝手にスピードが出ます。というのも、ラケットのほうで、ほんの
一瞬、ボールを掴んで弾き飛ばしてくれているようなのです。
だからといって、ラケットがしなり過ぎるとか、ボールを掴みすぎて打ち出しの間合いが、かえって
取りづらいという事もありません。

コントロールも、18×20本のストリングでコントロールを謳う幾多のラケットより、よほど
精緻かもしれません。普段95インチのフェイスを使っていると、とかく100インチ以上の
フェイスでのコントロールに狂いが生じるのですが、このラケットでは、むしろ精度が上がった
ほどでした。

●ディフェンス力が大幅向上。
  攻められるほど強くなる魔法のラケット!?

基本的に飛びは良いラケットなので、ボレーは一球一球しっかりとボールをとらえてコント
ロールする意識をいつも以上に強く持たないと、ポ~ンと弾いてしまったり、球足が伸び過ぎ
たりするので要注意だと自分の場合は思いましたが、反面、かなり攻撃的なストロークを
連続で打ち込んでもらったボレストでは、普段の自分では考えられないくらい返球が出来て、
しかも隙をみてバックの深い位置へコントロールして返球でき、ボレーが上達した様な感覚
にさえなりました。

ここで気付いたんです。これこそが、このラケットの真骨頂ではないかと。

攻撃されればされるほど、楽なんです、このラケット。ちょっと妙な表現かもしれませんが、
自分からガッツンガッツン攻撃して攻め続けるテニスがしたい場合、飛び過ぎる分、パッカ~ン!と
オーバーショットしないよう、攻めていながら非常に神経を使います。自分から攻撃してるのに、
精神的に疲労するんです。(私レベルの場合)

ところが、逆に相手に攻められても、精神的にあまり苦境に立たされない、そんな強みが
このラケットにはあります。
それは、強い球を打ち込まれても、ラケットや腕への衝撃なく、返球できてしまう。
面を合わせて当てるだけで速い球足のボールが返っていくので、カウンターにもなり易く、
いつの間にか体勢が逆転しているなんてことも少なくありません。
そして、めぐってきたチャンスにだけ(だけというとオーバーですが)攻めに転じて、センターなり
ダウンザラインなりにスパッとコントロールして打ち込めば、ポイントできてしまう、みたいな。
激しい攻撃を涼しい顔して交わせるラケット、という感じです。

スライスも非常によく回転がかかます。

サーブは、いつもの打ち方ですと、自分の場合はオーバー気味の傾向がみられました。
が、これはストローク同様、このラケットでの打ち方を見つけて微調整できれば、問題ないかと
思われます。

●たった一つの難点!?
と、ここまでくれば、満点に近いラケットの様にも思えますが、ハードヒットを好む場合、
このラケットの素晴らしい衝撃緩和力が、イコール“ 手応えの無さ ”に、つながりかねないのです。
サクッと返ってしまうので、打っている気がしなのです。手応えが軽い分、打ったボールに重さが
乗ってないのではないか?そんな不安にとらわれるのです。

コーチとのラリー後、「 球が軽くなってませんか? 」 と確認してみると、「 そんな事はない 」
との事だったので、気のせいかもしれないのですが、打ち手の感触としては、正直物足りなさを
感じたのでした。
玉砕されようが、打ち放った満足感、みたいなものが欲しい気がする、というのが個人的な感想です。
まぁ、この辺は、好みが分かれるのかもしれませんが。
また、ストリングを今回とは別のものにしてみたり、テンションを変えることで、その点は解消される
かもしれませんね。



 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ②
   ヨネックス RDiS 100 MP の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③
   ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④     
   バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
   バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください

 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑥
    ヨネックス RDIS 200 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

 ★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑦
    バボラ アエロプロドライブ GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください

ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:24 | コメント(2)| トラックバック(0)

グロメットが割れていた!

雨で練習が流れた日、
ラケットをまじまじと観察していた。
すると、あれっ? 割れてる!
グロメットが割れている事に気が付いた。
あわててもう1本も確かめる。
割れている・・・ しずく

ラケットとストリングが接触する部分にほんの少しだけ、ストリングをサポートするように
ついている樹脂製の小さな筒が、縦に割れていた。

う~ん、ここは普段は気付かない。なにしろ小さいから。
多分、打球にも打感にも大きな影響は及ぼさないと思われる、プロでなければ。
ただ、ストリングが痛みやすくなる可能性が考えられるのと、割れているのに気付いて
しまった以上、放っておくことができない性質 汗
まして、電化製品の部品に製造から○年といった具合に最低保有期間があって、それを
超えて在庫がなくなれば部品交換が出来なくなってしまう様に、ラケットのグロメットにも
同じ様な事があるだろう、きっと。

で、買ったお店に持って行き、ストリングの交換と合わせてグロメットの交換もお願い
した。
グロメットは、取り寄せ。金額は、2100円也。
新しいラケットを買わなくても、これでちょっとリニューアル。気分的にもリフレッシュ。

それにしても、意外に簡単に ? 割れてしまっているけれど、気付きにくいグロメット。
皆さんのラケットも大丈夫か、ちょっと心配です・・・。
ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 13:07 | コメント(2)| トラックバック(0)

ピュアストーム リミテッド

新しいラケットが出るとなると、面サイズ100平方インチ未満ならば、一通りチェックを
入れて、実物を確認してみたくなる習性 ひよこ2

7月末~8月初旬頃、バボラからハードスペックのラケットが出る、と聞き、早速チェック。
リミテ
面サイズ………95平方インチ。
重 量 ………320(±7)g
フレーム厚……19mm
機 能 ………ウーファーシステム
素 材 ………グラファイト/カーボン・エキストリーム
ストリングパターン……18本×20本
推奨ストリングテンション……55~62ポンド
グリップサイズ……2、3、4

フレーム上部部分は、もしかして金色?これは実物を確認しなくては!
で、あまりにもカッコイイようなら、試打して → 購入も ? なんてチラッと頭によぎったりして。

入荷したばかりで、まだ値札も付いていない状態のこのラケットを本日確認。

いやー、この材質にこの色の塗装かぁ・・・という第一印象で、かなり、好みと逆でした。ガッカリ…。
配色のせいか、フレームも厚く思えて、見た目はハードスペックという雰囲気ではなかったなー。使うと感じるかもしれないけれど。
性能が自分が求めているものと合っているか? が、最も重要なハズではあるものの、デザインが自分の趣味に合うか?というウェートが個人的には7割を占めるので、今回は試打には及ばない。

ま、これで買いたい衝動に発展しなくて済んだから、良しとしよう 晴れ

それより、一目惚れで買ったラケット 「 バボラ アエロストーム 」をもっともっと使い込まなきゃ フォアハンドb
ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 14:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

ツヤ消しRDS等を試打

ヨネックスのラケットを試打して来ました。
今の自分にピタリと合うなら購入…ということも頭の片隅に置いての試打です。
重点的に試打したのは、ラケット黄RDS001 MID PLUS と ラケット黒RQiS TOUR の2本です。
RDS
2月に発売になったばかりですね。前と色合いは同じですが、ツヤ消しに変わりました。
持った感じは重め、スゥィング中はそれ程気になりませんでしたが、それでも長時間になるとどうかな?とは感じました。飛びは普通でしたが、打感は固め。但し、コントロールは正確に反映してくれました。

一方、RQiS TOURS は…RQiS
こちらは昨年初秋に発売になっていますね。2度目の試打でしたが、きちんと芯でとらえると、グイィーン!という感じで打球が伸びるのが最大の魅力だと思います。但し、少し気を抜いて打つとアウトが連発し始めます。飛び過ぎるように感じました。
パワーがある人でないと扱えないラケットだと思うのですが
、1球1球しっかり打たないと、そのパワーが裏目に出るかも…と感じました。

結果としては、2本とも今の自分には、ベストマッチとまでは、いきませんでした。
しかし、手にする方次第では、大いに武器になるこの2本。草大会の対戦相手が手にしていたら、要注意ですしずく
ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 14:35 | コメント(2)| トラックバック(0)

今さら n tour two 95

ウィルソンのラケット n tour two 95 が、ようやく安くなってくれました。錦織選手が使用する k tour に進化を遂げて旧モデルとなったためです。

以前、時期を変えて何回か試打していた時に、衝撃吸収力とコントロール性能の高さから、1本持っていても良いラケットだなー、と感じていました。
ただ、その時は、デザインがもう一つ好みでなかったのと周りで結構使っている人が多かったので、結局買わずにいたのです。

しかし、今回の価格ダウンを機に、1本購入してしまいました。「買うならNEWニューモデルでしょうよ!」と仲間に突っ込まれるのを承知で。
使ってみると、なんかちょっと独特のシュパッという打球感が弱い…。試打ラケより5ポイントほど高いテンション58にしたのがマズかったか?
それと、ちょっと軽過ぎしずく

これは、おもりステッカーで微調整するしかない。もう少しいろいろ試してみて、大事に、そして愛着の持てるラケットラケット橙にしていきたいと思っています。




ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 17:07 | コメント(0)| トラックバック(0)