2009年08月21日
RDiS 100 MP 試打 評価 インプレッション
楽天ジャパンオープンテニス2009
昨年のAIGオープンの様な、オープニングイベントの情報が入ってきていないのが、
若干気がかりですが・・・
フェデラー、錦織につづいて、ヒューイット、ツォンガ、シモンの出場が決定したようです。
ヒューイットは、リターン力 ・ 攻撃の速さ ともに再び向上している上に、ウィンブルドンでは
随分、ライン際でスッと落ちて IN するボールを打っていたように思います。
この辺りは、ヨネックスのラケット RDiS 100 の効果もあるのでしょうか。
少し前に、RDiS 100 シリーズの MP を試打していましたので、感想を・・・。
ラケット 試打 感想 評価 インプレッション ②
ヨネックス RDiS 100 MP
スペック
●フェイス:98平方インチ ●重さ:315g(平均) ●バランス310㎜(平均)
●ストリング:16×19本 ●フレーム厚:21㎜
●全長:27インチ ●グリップサイズ:2、3、4
●フラット系で ドカン! → ストン!
「 ウッ、飛ばない 」 が、第一感触。フレームも、ガッチガチではないけれど、やや硬めに
感じます。
しかし、コントロール性能はなかなか、と感じました。
このラケットのキャッチコピーは、メガスピン。 ガツンとくるキャッチですよねぇ。
ただし、いわゆる下から上に振り上げてスピンをかけようというスイングでは、キャッチ通りの
恩恵は得られないように思います。
ラケットを後ろから前へ直線的に押し出していくフラット系のスイングの中で、真芯にドカンと
ボールをあてて、前に押し出しながら、最後にヒジをたたむスイングをした時に、ライン際で
ストンと落ちる驚愕のメガスピンがかかる、そんな感じです。
ですから、山なりで高いバウンドをさせるのが得意なヘビースピナー向きかというと、それよりは、
むしろフラット系のハードヒッター寄りのラケットではないかと。
特に、ヒューイットのように大きくラケットを振りかぶって、さらにそのラケットを振っていく
過程で前に押し出していく方に、最もシックリくるのではないでしょうか。
ただ、前作のRQiS 1 ツアー で感じた、ボールをホールドしてから解き放つ感覚と、ラケット
ボディ全体に感じる粘っこさみたいな感覚は軽減されていて、それよりは弾き感があります。
●腰を据えたスイングで持ち味発揮か?
また、いわゆる芯をくって飛び出すパワーポールを生み出すスィートスポットは、そう広くはない
ように感じます。
オフショットでは、パワーアシストはほとんど無いと考えたほうがよいでしょう。冒頭で書いた、
飛ばない、硬め というのも、ここに起因する部分が少なくないかもしれません。
しっかりと生きた打球を飛ばすには、一球一球しっかりとした打点でとらえることと、腰を入れた
スイングが必要で、その意味では RQiS 1 ツアー 同様に一球も気を抜けないラケットの部類
に入ります。
サーブも然りで、オフショットしなければ、ボールの威力が増す感じで、フラットやフラットスピン
で、攻撃力がアップし、有利な展開にできました。
結論として、自分の力でしっかりラケットを振っていけるだけのパワーを持っていることと、しっかり
腰を据えて、その腰から腕へパワーを伝達でき、重心ブレのないスイングができることの2つを合
わせ持つ方には、うってつけのラケットとなりそうです。
思えば、93インチの RDiS100 MD を使用しているヒューイットって、そういうスイングをする選手
でした。どうりで・・・。
ヒューイットの楽天オープンでの快進撃 ( ひょっとしたら優勝も? ) も大いに期待できそうですね。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③
ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④
バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。
昨年のAIGオープンの様な、オープニングイベントの情報が入ってきていないのが、
若干気がかりですが・・・
フェデラー、錦織につづいて、ヒューイット、ツォンガ、シモンの出場が決定したようです。
ヒューイットは、リターン力 ・ 攻撃の速さ ともに再び向上している上に、ウィンブルドンでは
随分、ライン際でスッと落ちて IN するボールを打っていたように思います。
この辺りは、ヨネックスのラケット RDiS 100 の効果もあるのでしょうか。
少し前に、RDiS 100 シリーズの MP を試打していましたので、感想を・・・。
ラケット 試打 感想 評価 インプレッション ②
ヨネックス RDiS 100 MP
スペック
●フェイス:98平方インチ ●重さ:315g(平均) ●バランス310㎜(平均)
●ストリング:16×19本 ●フレーム厚:21㎜
●全長:27インチ ●グリップサイズ:2、3、4
●フラット系で ドカン! → ストン!
「 ウッ、飛ばない 」 が、第一感触。フレームも、ガッチガチではないけれど、やや硬めに
感じます。
しかし、コントロール性能はなかなか、と感じました。
このラケットのキャッチコピーは、メガスピン。 ガツンとくるキャッチですよねぇ。
ただし、いわゆる下から上に振り上げてスピンをかけようというスイングでは、キャッチ通りの
恩恵は得られないように思います。
ラケットを後ろから前へ直線的に押し出していくフラット系のスイングの中で、真芯にドカンと
ボールをあてて、前に押し出しながら、最後にヒジをたたむスイングをした時に、ライン際で
ストンと落ちる驚愕のメガスピンがかかる、そんな感じです。
ですから、山なりで高いバウンドをさせるのが得意なヘビースピナー向きかというと、それよりは、
むしろフラット系のハードヒッター寄りのラケットではないかと。
特に、ヒューイットのように大きくラケットを振りかぶって、さらにそのラケットを振っていく
過程で前に押し出していく方に、最もシックリくるのではないでしょうか。
ただ、前作のRQiS 1 ツアー で感じた、ボールをホールドしてから解き放つ感覚と、ラケット
ボディ全体に感じる粘っこさみたいな感覚は軽減されていて、それよりは弾き感があります。
●腰を据えたスイングで持ち味発揮か?
また、いわゆる芯をくって飛び出すパワーポールを生み出すスィートスポットは、そう広くはない
ように感じます。
オフショットでは、パワーアシストはほとんど無いと考えたほうがよいでしょう。冒頭で書いた、
飛ばない、硬め というのも、ここに起因する部分が少なくないかもしれません。
しっかりと生きた打球を飛ばすには、一球一球しっかりとした打点でとらえることと、腰を入れた
スイングが必要で、その意味では RQiS 1 ツアー 同様に一球も気を抜けないラケットの部類
に入ります。
サーブも然りで、オフショットしなければ、ボールの威力が増す感じで、フラットやフラットスピン
で、攻撃力がアップし、有利な展開にできました。
結論として、自分の力でしっかりラケットを振っていけるだけのパワーを持っていることと、しっかり
腰を据えて、その腰から腕へパワーを伝達でき、重心ブレのないスイングができることの2つを合
わせ持つ方には、うってつけのラケットとなりそうです。
思えば、93インチの RDiS100 MD を使用しているヒューイットって、そういうスイングをする選手
でした。どうりで・・・。
ヒューイットの楽天オープンでの快進撃 ( ひょっとしたら優勝も? ) も大いに期待できそうですね。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
バボラ ピュアドライブ・ロディック GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ③
ヘッド ユーテック スピード MP 16×19 の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ④
バボラ ピュアストーム リミテッド GT の 試打・インプレッションは こちらをご覧ください。
★ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ⑤
バボラ アエロストーム の試打・インプレッションは こちらをご覧ください 。