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楽・粋・癒 テニスウェア、アンダーウェア、ラケット試打、ストリング(ガット)のインプレ、感想など、ご参考になれば嬉しいです。そして、デビューアルバムを聴いて以来の元気と癒しの源、少女時代の魅力や情報もお届けします。

楽・粋・癒

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ピュアドライブ・ロディック GT 試打 評価 インプレッション

ラケット 試打 感想 評価 インプレッション シリーズ ①
WOMENMEN

バボラ ピュアドライブ・ロディック GT

      ピュアドライブ ロディック GT フレーム  
      コアテックシステム スロート  
      フォルム ロディック サイン
スペック
●フェイス:100平方インチ ●重さ:315g(±7g) ●バランス315㎜(±7㎜) ●ストリング:16×19本 ●グリップサイズ:2・3・4  ●フレーム厚:23.0~26.0㎜
※ストリングは、バボラ エクセル130 を 58ポンドで張り上げ

ひとくちにインプレといっても、人それぞれプレースタイルや筋力などが違い、それによっても
感じ方が随分違うことでしょう。そこでまずは、試打した私について少し・・・。

〈試打した私はこんなテニスをしています〉 
普段は95インチ以下、310~320g程度のラケットを使用。スイングスピードは速いほうで、
ラケットに大きなパワーアシストは求めない代わりに、面の安定性と振り抜きの良さは求めます。
ストロークは、フラット系で打ち込むスタイルで、打ち合いになったら引きません(笑)。
一方でスピン、スライス、ドロップもフォアとバックで適時に使用しますが、ボレーは苦手。
サーブはフラットとスライスが主体で、現在高く跳ねるスピンサーブを練習中です。


●はじめズシリ・・・、振ると軽い!?
ラケットを手渡された時、ズシリと重さを感じました。315gは自分としては許容範囲のハズなのに、
こりゃマズイかなと一瞬返却しようかと思いました。
外観からは、重そうには見えないのですが、同じバボラのピュアストームリミテッド(320g)を
手にした時よりズシリとくる感じがあります(個人的感覚)。
ゆっくりとしたスイングで素振りをしてみても、やはり重さを感じます。これは失敗だったか?

ところが、実際に打ち始めると、スッとラケットが回ります。
重くて振りにくい、あるいは振り遅れるなんて感覚は微塵もありません。それどころか、
スイングスピードが上がり過ぎてフレームでガシャってしまう現象が現れました。
どうやら一定以上の速さのスイングになると、ヘッドがスッと回ってくれるようです。
したがって、特に強い筋力がなくても、普段295g以上のラケットで正しいスイングワークを
身に付けられている方であれば、男女問わず扱えるかと思います。
スイングスピードに自信がある方は、「ボールが当たる直前までボールを迎え入れて、面に
乗せてから振り抜く 」 くらいの感覚を持ったほうが、このラケットではきれいに打ち返せ
そうです。

●サクッとした打感。嫌な衝撃は皆無
振動止めを付けていたとはいえ、ヒットした衝撃をほとんど感じることがないのも特徴でしょう。
この衝撃緩和力はコアテックシステムの効果だけではなさそうです。同じシステムを搭載している
アエロストームやドライブZツアーではここまでの衝撃緩和は感じませんので。これはおそらく
コアテックシステムだけではなく、ウーファー、それにグラファイト、タングステンといった
素材の複合が織り成す効果かと思われます。
当然、相手の爆裂フラットも強烈スピンも最大限衝撃を緩和して、サクッという感じで返球してくれます。
この感触は、私が今まで手にしたラケットにはないものでした。

●勝手に出るスピードに、精緻なコントロール性能
打球のスピードという点では、どのラケットにも負けない速度を出せるのではないかと思います。
しかも、特に強い力や特別速いスイングスピードはいりません。むしろ、速過ぎるスイングで
パンッと弾いてしまうと、期待するほどスピードが出ません。前述のように面を合わせて、
面に乗せてから振るだけのほうが勝手にスピードが出ます。というのも、ラケットのほうで、ほんの
一瞬、ボールを掴んで弾き飛ばしてくれているようなのです。
だからといって、ラケットがしなり過ぎるとか、ボールを掴みすぎて打ち出しの間合いが、かえって
取りづらいという事もありません。

コントロールも、18×20本のストリングでコントロールを謳う幾多のラケットより、よほど
精緻かもしれません。普段95インチのフェイスを使っていると、とかく100インチ以上の
フェイスでのコントロールに狂いが生じるのですが、このラケットでは、むしろ精度が上がった
ほどでした。

●ディフェンス力が大幅向上。
  攻められるほど強くなる魔法のラケット!?

基本的に飛びは良いラケットなので、ボレーは一球一球しっかりとボールをとらえてコント
ロールする意識をいつも以上に強く持たないと、ポ~ンと弾いてしまったり、球足が伸び過ぎ
たりするので要注意だと自分の場合は思いましたが、反面、かなり攻撃的なストロークを
連続で打ち込んでもらったボレストでは、普段の自分では考えられないくらい返球が出来て、
しかも隙をみてバックの深い位置へコントロールして返球でき、ボレーが上達した様な感覚
にさえなりました。

ここで気付いたんです。これこそが、このラケットの真骨頂ではないかと。

攻撃されればされるほど、楽なんです、このラケット。ちょっと妙な表現かもしれませんが、
自分からガッツンガッツン攻撃して攻め続けるテニスがしたい場合、飛び過ぎる分、パッカ~ン!と
オーバーショットしないよう、攻めていながら非常に神経を使います。自分から攻撃してるのに、
精神的に疲労するんです。(私レベルの場合)

ところが、逆に相手に攻められても、精神的にあまり苦境に立たされない、そんな強みが
このラケットにはあります。
それは、強い球を打ち込まれても、ラケットや腕への衝撃なく、返球できてしまう。
面を合わせて当てるだけで速い球足のボールが返っていくので、カウンターにもなり易く、
いつの間にか体勢が逆転しているなんてことも少なくありません。
そして、めぐってきたチャンスにだけ(だけというとオーバーですが)攻めに転じて、センターなり
ダウンザラインなりにスパッとコントロールして打ち込めば、ポイントできてしまう、みたいな。
激しい攻撃を涼しい顔して交わせるラケット、という感じです。

スライスも非常によく回転がかかます。

サーブは、いつもの打ち方ですと、自分の場合はオーバー気味の傾向がみられました。
が、これはストローク同様、このラケットでの打ち方を見つけて微調整できれば、問題ないかと
思われます。

●たった一つの難点!?
と、ここまでくれば、満点に近いラケットの様にも思えますが、ハードヒットを好む場合、
このラケットの素晴らしい衝撃緩和力が、イコール“ 手応えの無さ ”に、つながりかねないのです。
サクッと返ってしまうので、打っている気がしなのです。手応えが軽い分、打ったボールに重さが
乗ってないのではないか?そんな不安にとらわれるのです。

コーチとのラリー後、「 球が軽くなってませんか? 」 と確認してみると、「 そんな事はない 」
との事だったので、気のせいかもしれないのですが、打ち手の感触としては、正直物足りなさを
感じたのでした。
玉砕されようが、打ち放った満足感、みたいなものが欲しい気がする、というのが個人的な感想です。
まぁ、この辺は、好みが分かれるのかもしれませんが。
また、ストリングを今回とは別のものにしてみたり、テンションを変えることで、その点は解消される
かもしれませんね。



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ラケット | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:24 | コメント(2) | トラックバック(0)