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楽・粋・癒

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日本女子 実力差は開く一方

全米オープン、杉山選手の相手、サマンサ・ストーサーを見て、あそこまで筋肉隆々だったか、と驚きました。

あれほどまで表面に筋肉のが出るのには、相当量のトレーニングを課してきているはずだと思います。
試合中に「ギャーギャー」と声をあげることもなく、ストイックな雰囲気をかもし出していて、自分にとって今後気になる選手のひとりになりました。

速く、重そうなストロークを放つ彼女には、腕っ節の強さに加えて体幹がしっかりしている事がうかがえ、
これは是非、セレナ・ウィリアムズとのハードヒット対決を見てみたいと、ふと思いました。

しかし、もしそうなった場合には、ストーサーに小技や緊急時の回避もしくは形勢逆転のテクニックなど、
どれだけの引き出しがあるかが、勝敗を左右するように思えます。セレナは単なるハードヒッターではありませんので。

さて、そんなストーサーと、互角に打ち合った杉山選手は、やっぱり日本女子の中では「 心 ・ 技 ・ 体 」 に
おいて、まちがいなくトップクラスの総合力を持っているとあらためて感じました。

杉山愛 ( 画像:テニス365 選手名鑑より ) 

「 技 」 があっても、ゲームセットまで身が持たなければ全てを発揮できずに終わってしまいます。
彼女は最後まで動けますし、打ち負けない打力があり、ボレー技術と反応力も高いものがあります。

ただ、サーブ力が少し不足しているのと、もっとトリッキーなプレーを随所に取り混ぜてもいいと思わせる
くらい、プレーが真面目で素直過ぎる点がもったいないと私には思えるだけです。

若手女子はどうでしょう。
ベテランの持ち味である 「 心 ・ 技 」 が足りなくても、それを補うだけの 「 体 」 があるでしょうか。
もしかしたら、「 体 」 さえもベテランに足りていないのではないか、と思います。
日々、テニスに向き合う時間があって、本人、コーチ陣含めて、一体何をしていれば、四大大会で予選落ちや初戦敗退を毎回繰り返すのか、とても残念な思いです。

幕が開いた今回の全米オープンにおいても、世界の注目若手女子選手との差は、縮まるどころか開く一方になっていると感じさせられた、そんな全米第1日目でした。

全米 | 投稿者 そうだ全仏行こう 10:40 | コメント(0) | トラックバック(0)