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シコラー秒殺テクニック その1

シコラーを負かせ! ~ シコラー110番 ③ ~

冬真っ只中ですね。
こんな季節の屋外の草大会は、できるだけ早く決着をつけて
クラブハウスに戻って暖まりたい。

それなのに、よりによって対戦相手は、シコラー!?
勘弁して。

と、ならないよう、今回は、なるべく短い時間でシコラーに勝つ、
できれば1ポイント、1ポイントを秒殺する、私の方法をお伝えします。

◆シコラー対策 ( シコラーに勝つ方法 )

【 シコラー秒殺テクニック その1 】

 ● やるべき事・・・サーブ&ボレー、アプローチ&ボレー をするべし

 ● 注意すべき点・・・やみくも、強引、一気にネットに詰め過ぎにならないようにする。
              
この方法は、多くの中級レベルまでのシコラーに、大変有効です。
ただし、サーブにしても、アプローチにしても、初めから終わりまでの展開を描いて
行動に出ます。
例えば、
あの場所にどういう球種を打って、相手が体勢を崩しながら返ってきた球が
この辺りに飛んで来るから、それをオープンスペースへボレーする、
などというように、展開をイメージしてサーブ&ボレー や アプローチ&ボレー に出ましょう。

なぜ、イメージする必要があるのか? というと、
「 やみくも 」 と 「 強引 」 なアプローチに歯止めをかけることができるのと、
イメージできていると、相手からの返球に対して慌てることがなく、
「 する必要のないミス 」 を大幅に減らすことができるからです。

もちろん、描いた通りにならないこともありますが、それは、イメージ通りにならない時もある
ことをほんの 15%くらい意識しているだけで、不意の展開でも、とても対処し易くなります。

むしろ、イメージ通りに展開できている最中のほうが、気持ちに勢いが付き過ぎるので
注意が必要です。
けして、この一球で仕留めようと厳しい場所を狙い過ぎないでください。

秒殺をめざしているのに、一球で決めようとするな、とは矛盾しているように聞こえるかも
しれませんが、厳しい場所を狙ってラインを割ったり、自分の体勢が崩れて打ち損じるのを
避けるため、これは大事な注意点です。

シコラーがどうやって勝つのかといえば、相手が勝手にミスを重ねてくれることで、
ジワジワと自分のポイントを増やし、ゲームを奪って行くのです。
シコラーに勝つためには、自滅ポイントは徹底して根絶しなけれぱなりません。

一球で決めよう、かっこよく決めようとしてミスをすれば、秒殺から遠退き、
シコラーは背中を向けてニヤリ、と笑うのです。

一球目のボレーで、仮に返って来たって二球目で決めればいい、これは定石ですし、
実際、一球目のボレーが甘くたって、どれだけの確率でシコラーがこちらのコートに
返球できると思いますか?

私の経験からは、2割弱です。

そして、仮に返ってきたとしても、自分の位置取りが前過ぎたり、次の準備が出来ていない
場合を除いて、二球目で仕留められる確率は、9割以上。

逆に、一球目で決めてしまいたい、と、自分が難しい場所を狙い過ぎたり、慌てていたりする
ことで自滅してしまう確率は、6割を超えます。

確率から見ても、急がば回れなのです。

立場を変えて、自分がボレーを返さなければならない場面を思い起こしてみてください。
対戦相手が前に詰めてくれば、慌てますよね。
どういうボレーを打ってくるにしても、距離が縮まっていますから、対応するまでの時間が
短いので慌てます。
この慌てるという精神的なブレが起こるだけで、身体の重心バランスが崩れたり、面の向きが
ズレたり、打点のタイミングが狂ったり、腕の振りがおかしくなったり・・・と、いくつもの
難題が一気に降りかかってくるのです。
それをクリアして、相手コートに返球する、ということは、案外、とても難しいことなのです。

だから、ボレーは、安心して打てばいいのです。
そこに相手が構えていようがいまいが、100%ミスなく打ち込める場所へ、打てばいいのです。
ただし、しっかりと次の準備をするのを忘れずに。

これを実行すると、シコラーと延々とラリーを続ける必要がありませんから、随分と短い時間で
決着を付けることができます。
「 あ、こんなに簡単に勝てちゃうんだ 」 と思えれば、次回からは、シコラーとの対戦も
苦ではなくなるでしょう。

今回の戦術を用いるのに絶対に必要な技術は、「 ボレー技術 」 と、サーブもしくは、ストロークからの 「 アプローチ技術 」 です。
どのショットや動きもそうですが、何度も何度も練習して、身体で感覚をつかむ必要があります。

特に、アプローチは、こちらに飛んでくるボールに向かって距離を詰めていく行為ですから、
とても難易度が高いものです。
ですから、スプリットステップを踏む位置や進む方向など、ケース毎に対応できる感覚を
身につけなければなりません。

しかし、シコラーを短時間で負かすのに、間違いなく有効な方法だと考えます。
よろしければ、お試しください。




シコラー110番 | 投稿者 そうだ全仏行こう 16:15 | コメント(0)| トラックバック(0)
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