バレーボール ワールドカップ ２０１１ 日本 ｖｓ ドイツ

日本がフルセットの激闘を制す！ まさに火の鳥！！



いや～、泣きました！

ロンドン五輪への切符をここで取るには、勝つしか道がない全日本女子。

今大会トップに立つアメリカに勝っているドイツは、その道を閉ざす巨大な壁。
ドイツもまたボーダーラインに立っているため、絶対に負けられない日本戦。

このドイツ戦に、日本は第１セットを ２５－２０ で奪取！

しかし、第２セットを ２３－２５、第３セットを接戦の末 ２５－２７ でドイツに奪われ、
セットカウントを １－２ とされ、ドイツが大手。

この状況から日本は、第４セットのスコアをリードし、追いつけないとみたドイツは、
終盤にメンバーチェンジで主軸を温存。日本は ２５－１７でこのセットを圧倒し、
セットカウントを ２－２ のタイに戻したものの、ドイツの最終セットに爆発させよう
という作戦が、不気味。

最終セットは、２５点でなく１５点なので、先手先手で得点を先行させていくことが
重要。

逆に言えば、絶対にドイツチームに先行されてはならない。逃げ切りを許しては
ならない。

日本の得点源のひとり、ポイントゲッター江畑幸子選手は完全にマークされ、
ガッチリとブロックを固められ、終盤のアタックがことごとく阻まれる状況の中、
新鍋理沙選手が怒涛の４連続ポイントを決め、流れを日本チームに手繰り寄せて
１４－１２。
ラストの一撃は、江畑選手がサイドラインギリギリに打ち込み、大激闘の末、
勝利を奪い取りました。

何に泣いたって、勝ったことも去ることながら、勝つまでの過程です。
ボールをつなぐ執念、根性のブロック、気迫のアタック。
これは、スゴイ。これは、感動。 思い出しても、じんわりしてきます。
勝利直後の岩坂名奈の涙からも、もらい泣きしました。


ブロック技術向上、ポイント量産！

ドイツ戦で際立ったのが、ブロックの成功率。


↑ キャプテンが本領発揮！大事な場面でのブロックポイントが際立った

この日は、スパイクの成功率も高かったキャプテンの荒木絵里香選手を筆頭に、
木村沙織選手、岩坂名奈選手らとブロックポイントを量産！
レシーブ力の高い日本の守備力を鉄壁にまで押し上げました。
ブロックのフォームも良かったですが、何しろジャンプのタイミングがドンピシャ。
完璧に合わせることに成功ていました。


↑ 木村沙織選手のブロック


↑ 岩坂選手・木村選手の２枚ブロック


↑ ドイツ選手の猛撃アタックを新鍋選手も止めた！




さぁ、最終戦！祈る！信じる！！

１１月１８日（金）、いよいよ最終戦を迎える火の鳥 日本。
相手は １位のアメリカ。スピード、高さともに圧倒するこのチームに、一体
どう挑むかは、眞鍋監督をはじめコーチ陣、選手達にお任せです。
あとは、ただひたすら祈り、信じるのみです。

↓ 江畑・木村マークは厳しくなるも、この２人ならきっと突破口をこじ開ける！




↓ リベロ、佐野優子選手の神業も！






↓ サーブに定評のある岩坂名奈選手は、高さを生かしたブロックも！







↓ 司令塔 竹下佳江選手の策とテクニックが冴え渡る！





中道瞳 、山口舞 、座安琴希 、石田瑞穂 、狩野舞子、迫田さおり、森和代、
各選手の出場チャンスと大活躍も祈ります。

アメリカ戦では、迫田さおり選手がラッキーガールになる！・・・かも？

ともかく、全員バレーで、最高のプレーを！！

　


～ 最終戦を残しての、ここまでの試合結果 ～

【第１ラウンド】
　イタリア × 日本　　０－３　　●

　日本 × アルゼンチン　　３－０　　○

　中国 × 日本　　３－２　　●
　
【第２ラウンド】
　日本 × アルジェリア　　３－０　　○
　
　ドミニカ共和国 × 日本　　３－０　　○　　　　　　

【第３ラウンド】
　日本 × セルビア　　０－３　　●
　
　日本 × 韓国　　３－０　　○　　　　　　　　　　　　
　
　日本 × ブラジル　３－０　　○　　　　　　　　　　 　

【第４ラウンド】
　日本 × ケニア　　３－０　　○
　
　日本 × ドイツ　　３－２　　○　　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　日本 × アメリカ　　１１月１８日（金）　


　　　　　　　　　　　　　　　　
信じる！！